ボクの田舎雑記

今年の正月は、
久しぶりに帰省をしませんでした。
年末30日までの仕事があったことにもよりますが、
今回だけは、
大晦日から元旦にかけての村のお社の当番や
元旦朝の寄合に出席しなくてもよかった・・・
という事情によります。

ボクの田舎は、信州にあります。
直線距離では350km程と短いのですが、
帰省には、door to doorで通常6~7時間は
かかってしまいます。

JRの在来線はありますが、
1~2時間に1本(2両編成)の運行で
各駅停車しかない単線です。
中央本線の途中駅まで特急を使って乗り換えても、
9時間余りはかかってしまいます。

train

なので、小さい自家用車のおしりを叩いて、
疲労も顧みず往かざるを得ないのです・・・。
経路は高速一本しかなく、
必ずと言っていいくらい渋滞しますので、
ほぼ一日を移動のために費やしてしまいます。

traffic-jam_325

昨年は特別な用事が出来て、
毎週末ごとに帰省しなければならない状態で大変でした。

実家は、田舎の街から十数キロ離れた
農村部(里山のようなところ)にあります。
面積は東京都23区とほぼ同じ大きさで、
その場所に人口が数万人しかいないので
かなりゆったりしています。
村では行き交う人ごとに必ず挨拶しますし、
こちらがわからなくても相手のほうがボクを
“どこそこの誰だなむ(誰だな)”と知ってくれています。

田舎では、各戸を呼ぶのに苗字では呼びません。
必ず屋号(やごう)が決まっています。

例えば、丸山さんという苗字のお家の屋号は池西、
池田さんという苗字のお家の屋号は丸田というように。

電話をかけるときも、電話に出るときも、
原則名乗るのは屋号のため、
外から入ってきた人たちは、初め戸惑います。
池田さん宅に電話をかけるとき
『もしもし、池田さんのお宅ですか。』と言うと、
『はい、丸田です。』という答えが返ってきて
『あっ、宛先を間違いました!!』といった感じです。

ちょっと前(ボクの中学生のころ)まで、
大人同士の名前の呼び方は「○○さん」とは言わず、
親しみがこもった敬称で「□□さ(男性)」「○○ま(女性)」
と呼ぶ習慣がありました。
ボクの通っていた中学校の担任の先生は、
最近生徒同士の親密性が薄れてきたことの原因は、
きっと名前の呼び方に標準語が浸透したせいだと思い至り、
生徒たちに、
『“くん”や“さん”付けを止めて、
□□さ、○○ま、と言いまいか(言いましょう)。』
の指導が行われました。
卒業まで、恒夫(つねお)くんを“恒夫(つねお)さ”、
“美佐江(みさえ)さん”を“美佐江(みさえ)ま”などと
互いに呼び合っていたなつかしい記憶があります。

country_325

田舎の集落には、
8~9軒ほどの近所の戸数が集まった、
“お組合”という小集団組織があります。
お組合が冠婚葬祭になると、
大事な役割をすべて引き受けてくれます。
結婚披露宴などの宴席では
お組合全戸のご当主夫妻が最上席に座りますが、
ある家で不幸があると、
会社勤めのひとも、
他界した日から葬儀までの数日間会社を休んで、
その任に当ってくれるのです。

まさに遠くの親戚より近くのお隣です。

最近は、従来の伝統が薄れ
各戸の連携は形式面になりつつあるので、
気楽になってきた半面、少しだけ寂しい気もします。

田舎には、あと数年先になると
リニアモーターカーが開通する計画があります。

motor_train_325

街の近くには、その途中駅ができる予定です。
しかし、現在なお、当地周辺では、
なぜかリニアブームの気配はなく、
もっぱら地元新聞記事での特集の範囲にとどまっています。
そういえば新聞には、
リニアモーターカーの乗車料金と現在の新幹線の料金が
わずかしか違いがないことや、
会社の近くの品川駅に
リニアの発着駅ができると書いてあったことを思い出しました。
あと少し、20年くらい待てば、
ボクも田舎からのリニア通勤も夢ではないなと、
思わずにんまりしてしまいます!

以上、“ボクは○○さ” より

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